開業直後の不安と焦り
眼科医院、歯科医院、整形外科の経営コンサルタント 高野聖義(昌則)です。
開業直後の先生とお話をした。「何かアドバイスはありますか?」こちらもコンサルタントなので、修正ポイントはいくらでも話すことはできる。しかし、何か引っかかるところがあったので、細かな話はやめました。
お話したのは、
1.スタッフに「すみません」「悪いね」という言葉が多いので、
その言葉を「ありがとう」に換えること。
2.先生自身が経営者として自信を持って、不安や焦りを克服すること
の2つがメインです。
開業してすぐは焦ります。このままで大丈夫かと不安になります。開業に向けて準備をしていたのに、患者数が少ないと一気に焦ります。気持ちはわかります。
しかし、不安な気持ちは患者さんに伝わります。
開業して患者数が少ないということは、しっかり患者さんに時間をかけた診療ができるということです。患者数の増加と共にできなくなります。しかし、この時期に患者さんに向き合う時間が今後の医院にとって重要なことなのです。
人間は不安になります。しかし、この不安な気持ちは目の前のことに全力で取り組むことでしか解決できないのです。
前向きになり続けることはできません。無理やりプラス発想にしろと言われても難しいと思います。
しかし、できるかもしれないのです。
いかに目の前のことに全力に取り組み続けることができるのかをまずは考えるべきだと言えます。
お話をした後の先生の顔には、自信が見られました。
少し吹っ切れた雰囲気が見られました。
気持ちの変化は医院を変えます。やり続けることでしか得られないことが多いのです。これからの活躍が期待できる院長先生でした。