採用の問題を解決するためには

医療コンサルが「気になることを書く」です。

最近の求人事情はすごいです。
マクドナルドで時給1,500円で募集という記事を見かけました。

1,500円ってすごい価格です。

マクドナルドの労務費は、売上の約3分の一くらいのですで、
そのアルバイトひとりで1時間に約5,000円の
売上を作らないといけないということになります。

セットの商品を提供するのに、まあ、3分はかかるとして、
そのためには、3名くらいの人が動くとすると

1時間に20セットを販売し、平均単価500円、1時間売上が、
10,000円となり、3名で必要な売上15,000円には足りないことに
なります。

1時間に20セット販売だとすると、2名で回さないといけない
のですね。これは大変な作業になってくるといえます。

人件費の上昇は、本当に止められないのか

これは経済的には大きな問題になります。
人件費上昇は、そのまま商品価格の上昇に繋がりそうですが、
そうなりません。

まずは、利益を減らすこととなります。利益を下げてでも、売上を下げるわけには
いかないのです。

人件費が上昇し続け、利益が下がり続けると、大手企業しか生き延びることが
できなくなり、すべてのテナントがチェーン店となる

さらに飲食店では原材料費を下げるための努力が繰り返され、
大量生産された食品だけを、日本人が食べる様になります。
そしてさらに少子化が進んで行くのです。

いやいや素材にはこだわって、いいものしか使わないという
こだわりの店でも同じでしょう。
大変高額な料金を取れる店だけは、素材にこだわりますが、
そのうち、仕入れができなくなります。
売れない商品を作ることはなくなりますので、ダメになるのでしょう。


根本的な対策は、少子化対策です。
今の国のやり方では難しいでしょう。本当に子供を増やそうという政策ではないですから。

少子化という結果は、様々なことが原因です。
一つだけ対策をしても意味がないです。
まず変えることは、企業への補助金対策をするのではなく、
直接国民への支給を行うことだと思います。

毎日の暮らしが、低い給与でも十分にできるような政策が必要です。
最低のレベルをどう上げるかです。
ただし、生活保護を引き上げろということではないです。
本当に必要なのは、まずは子供に対して予算を回すことです。
その上で、政府の総予算を下げ、日銀の現在の政策をやめさせることだと思います。
うーむ、論理飛躍が過ぎますが、ちょっと気になることでした。